初めまして、小水力のお話をしましょう。
この写真の木は、屋久島の縄文杉です。今から10年ほど前に行った時の写真です。縄文杉のある屋久島は非常に雨の多いところで当然水も豊富なところです。屋久島は小水力発電や太陽光発電で島の100%の電力を作っている再生可能エネルギー最先端の島です。勿論、主役は水力発電です。
発電の為の水の力は、水量と落差で計算されますからとても分かりやすいものです。水の量は水量計で正確に計量できます。また、落差も取水地点と発電機の設置場所の標高差で求めることができます。屋久島は九州で一番標高の高い山があるのです。島自体は小さなな円錐形といって良い形です。従って、小水力発電には格好の場所であったのです。
小水力発電は、立地条件が良ければ 設備稼働率が70~80%の高効率に発電を行います。他の設備稼働率は、太陽光が13%、陸上風力が20%(注1)などとなっており、比較すると格段に安定した電力となります。
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